治具 (Jig) 設計:製作を依頼する前のチェックリスト
部品サンプル、位置決め基準、作業要件、機械の条件を準備し、最初から明確に治具設計を協議しましょう。

優れた治具は、部品、工程、作業者に適合している必要があります。製品形状を送るだけでは不十分なことが多く、設計側は部品をどのようにセットし、何を検査し、どのような条件で使用するのかを把握する必要があります。
使用する工程を特定する
加工治具、組立治具、検査治具を区別してください。加工治具では切削力と工具の進入経路を、組立治具では作業のしやすさを、検査治具では測定基準との適合を考慮する必要があります。要件の異なる作業に、共通の説明を使い回さないでください。
位置決め基準は図面と結び付ける
位置決めに使う面と位置に印を付けてください。ロット間で部品が変わる場合や素材にばらつきがある場合は、治具へのセット可否を評価するために、その情報もご提供ください。位置決めとクランプは別の役割です。クランプによって位置が変わったり、要求範囲を超える変形が生じたりしてはなりません。
力と作用方向の情報を提供する
力が発生する工程、作用位置、当てたりクランプしたりしてはいけない領域を説明してください。加工の場合は、段取りの安定性を切削力の方向と併せて検討する必要があります。薄肉部、外観面、変形しやすい部位は、クランプ機構を選定する前に印を付けておく必要があります。
部品の投入・取り出し作業を確認する
手動か自動か、素材の投入方向、製品を取り出すためのスペースを明確にしてください。部品に複数のバリエーションがある場合は、ゲージや位置決め部品の交換方法を決めておきます。クランプ完了後に確認するだけでなく、逆向きにセットされる可能性とその検知方法も評価しておくべきです。
検収基準について合意する
検収は治具の役割に基づいて行う必要があります。対象は、セット後の位置、アクセス性、品種切替作業、検査要件、合意した試運転の結果です。エア、電気、センサーを使用する場合は、インターフェースと引き渡し資料をリスト化してください。すべての付属品が範囲に含まれていると決めつけないでください。
治具設計のご依頼
図面、サンプル(ある場合)、工程の説明、使用設備、設置スペース、検収要件を添えてお送りください。現状の写真は最初のご相談に役立ちますが、確認済みの取付寸法に代わるものではありません。ZINITEKは資料を受け取り、適切な設計・製作の範囲についてご相談できます。


