
手作業によるターミナル圧入の課題
治具の導入前は、作業者がペンチを使ってターミナルをボビンに圧入していました。部品のはめあいがきつく大きな力が必要なため、ペンチを繰り返し握る作業は負担が大きく、1シフトを通して続けるのは困難でした。課題は部品を圧入できることだけでなく、作業負担を軽減し、組立工程の生産性を向上させることでした。
組立工程に合わせた治具レイアウト
治具はエア駆動機構によって圧入動作を行います。両側にある2つの溝が2本のターミナルの設置位置で、ボビンは中央に置きます。このレイアウトにより、圧入機構が作動する前に各部品の位置が決まります。
作業手順
作業者は2本のターミナルを両側の溝に置き、ボビンを中央にセットしてからボタンを押すと、エア機構が圧入を行います。製品ごとにペンチを力いっぱい握る代わりに、作業者は部品のセットと取り出しに集中できます。圧入力は機械が担うため、作業が軽くなり生産性が向上します。部品の投入は引き続き作業者が行います。
重作業を軽減し、生産性を向上
この治具の価値は、手で握る力をエア機構の圧入力に置き換える点にあります。作業者はボビンごとにペンチを強く握る動作を繰り返す必要がなくなり、作業負担が軽減され、連続組立も行いやすくなります。2か所のターミナル設置位置と中央のボビン設置位置によって工程が明確に整理され、生産性の向上につながります。
組立部品に合わせた設計
別の製品では、ターミナルの設置位置、ボビンの形状、組立要件を個別に検討する必要があります。1つの製品向けの機構をそのまますべての部品に流用するのではなく、図面または実物サンプルと照合して治具の仕様を決める必要があります。
圧入組立用治具のご相談
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